マニュアル社会の落とし穴

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書店の棚には、手引き書や解説書の類があふれています。

「マニュアル社会」と言われ始めたのはいつ頃からだろうか。

仕事はもとより、パソコン・子育て・勉強・趣味等々。

特に、仕事の効率化でいうと、パソコン無しではと言うより、マニュアル無しでは

スムーズに仕事も進められない。パソコンに関しては、マニュアル無しでサクサクと

進めることが出来ればいいのだが。

多忙な社会になってしまった今は、過去の経験が凝縮されたマニュアルは、

石橋を叩いて渡らなくとも良い便利な存在である。

安全面で言えばマニュアルが整備されていながら、思いも寄らぬ事故が、

なぜ起こるのだろうか

工学院大学の畑村洋太郎教授は、マニュアルの絶対視に警鐘を鳴らす。

「マニュアルをつくった人は、危険のありかを体験的に知っているが、

あらかじめ決まった『安全なやり方』だけしか知らない人たちはそうはいかない。

不測の事態が起こればそれに対応できずに必ずトラブルになる」

(『危険学のすすめ』)

世の中は常に変化している。決められた通りやれば大丈夫と心が働かなくなれば変化についていけず、事故の原因となる。

皆さんは、エクセルを使っていますか、バージョンアップにより操作が変わったときは、

四苦八苦したことを思い出して下さい。マニュアル万能では有りません。

 

 

 

by かつしか

 

 

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